志賀国際特許事務所

 

470名のスタッフが
最先端のテクノロジーの
知的財産化とその活用を支えています

 

マンツーマン指導体制・研修制度の充実

 
〈新入所員の声〉

□ Aさん(30代前半/化学/研究)
□ B君(20代後半/ソフトウェア/開発) 
□ C君(30代前半/食品/営業)
□ Dさん(30代前半/バイオ/研究)

 



□ Aさん(30代前半/化学/研究)

 当事務所には、実務未経験で入所しました。主な業務は、特許出願に必要な書類の一つである明細書の原稿を作成することですが、入所当時は特許法についてはもちろんのこと、明細書の書き方についても全く知りませんでした。そのため、仕事が勤まるかどうか、とても不安でした。私のように未経験で入所する人、または入所を考えている人は同じ気持ちを抱いていると思います。

 「特許のいろは」に始まり、「明細書の書き方」や「仕事の進め方」などを少しずつ教わりながら、入所後すぐに実践する(つまり、明細書原稿を作成する)ことになりました。書き方を教わったとはいえ、当初は右も左もほとんど分からず、全ての仕事において時間がかかりました。記念すべき初めての原稿がお客様にお送りできる状態になるまでに、2週間以上もの時間が費やされたことを今でも覚えています。

 特許事務所の仕事、特に明細書を作成する仕事は、お客様への利益を考え、質のよい原稿を作成することが大切ですが、スピードも重要な要素です。いかに素早くを仕上げるか、そのコツなども職場の方々に教わりました。スピードの向上は、現時点でも課題の一つですが、私は作成に当たり、少しでも「疑問に思ったり」「分からなかったり」「悩んだり」「迷ったり」した時は、すぐに上司や周りの先輩方に質問したり相談したりするように心がけています。もちろん、自分で考えることはとても大切なことですが、1つの案件にかけられる時間は限られているので、「考える」よりも「聞く」方が早い時は、そばにいる人を捕まえて質問しています。幸い、私が所属する課の方々は上司も含め、忙しい時でも嫌な顔をせずに親切に教えてくださるので、些細なことでも安心して質問することができます。

 また、私は仕事を進める上で、「自分としてこれだけは覚えておこう」と思ったことや、「チェックを受けた原稿で、注意されたこと」など、折りに触れてノートに記録するように、心がけています。これは、初めて作成した原稿をチェックしていただいた時に受けたアドバイスで、記録しておくと自分の財産になる、と教えていただきました。今でも、作成に当たり迷った時などは、そのノートを読み返しています。
 また、過去に出願された原稿を読み、なるほどと思った文章や表現方法などを真似するようにもしています。

 入所当時に比べ、今では倍以上の案件を任されるようになりました。案件によっては、お客様への原稿の送付期日や、出願期日が決まっている場合もあり、自己管理のもと、出願されるまで責任を持って担当しなければなりません。そのため、自己管理も仕事上、重要な要素の一つです。
 自己管理していく上では、例えば「何日までにこの案件を仕上げる」と大まかな目標を立て、「今日は○○までに原稿を書く」、「何時までに△△を書く」と順に細かな目標を立てることが、延いては書類作成のスピードアップに繋がると教わりました。これを実践するのは容易なことではありませんが、目標から遅れないように努力しています。

 今まで教わったこと、そしてこれから教わることを自分の財産とし、経験を積み重ねていくことができれば、と思っています。
 いずれお客様から「是非、あなたに担当をお願いしたい。」と指名されることが、私の目標です。



□ B君(20代後半/ソフトウェア/開発)


  異業種、未経験から転職し、1年が経ちました。特許明細書の作成作業は、マニュアルや確立された方法論がないために機械的な上達が望めるものではありません。特にソフトウェアの分野の場合、まだ歴史が浅いためにこの傾向は顕著のようにも思われます。まだまだ試行錯誤の日々ですが、先輩方に親切丁寧なご指導を頂きながらなんとか努力を続けています。

 当所の場合、徒に退屈な座学が続くようなことはなく、実際の仕事を振って頂けます。期限までに充分に余裕ある案件を、熟練した先輩から頂くダメだしとアドバイスを重ねながら時間をかけて丁寧に仕上げます。基本的には師弟関係のもと、マンツーマンでご指導頂けますが、職場には明細書作成のプロフェッショナルが何十人といますから、定められた師匠が手一杯のときにも、行き詰ったときに手本を示してくれる先輩には事欠きません。

 このように、熟練した明細書作成職人の多さは、未経験から始める人間にとっては他の事務所にはないメリットといえるでしょう。明細書の作成メソッドは十人十色のようにも思われ、それぞれの明細書作成者が、それぞれのこだわりを持っています。ともすれば一人よがりにもなってしまいがちな明細書作成スキルを身につけるにあたって、たくさんのこだわりが始めのうちから身の回りにある環境はとても良い刺激になります。バラエティに富んだアドバイスには混乱することもありますし、なかなか厳しい助言を頂くこともありますが、さまざまな価値観に触れることは、自分のスタイルの幅を広げるとともに自分の信じる方向性を模索するには好都合です。また、そのような明細書作成メソッドの共通項を拾い上げ、展開される課内研修も行われており、母数が多いためにその平均的メソッドは信頼性の高いものであるでしょう。このことは、最低限のたしなみをはやく身に付けるにも好都合です。

 最初は出来が悪くても、スタイルがなかなか定まらなくても、その気があれば妥協せず高い品質まで効率よく辿り着ける環境が当所にはあると思います。私もまだまだ半人前の半人前ですが、素直に謙虚に、熟練していきたいと思います。



□ C君(30代前半/食品/営業)

 発明者によってなされた発明を詳細に書き記した書類、それが「明細書」です。そして、明細書には、その発明の構成を書き記した「特許請求の範囲」という書類が添付されます。

 特許請求の範囲は、その発明の骨格を表す書類となりますが、その書き方の如何で特許の権利範囲が広くなったり、狭くなったりしますので、最も注意を払う部分です。特許請求の範囲には、その発明の構成を端的に書き記し、発明の構成に必要のないことは省かなければなりません。その発明の構成に必要のないことを書けば書くほど、その発明の権利範囲を狭めてしまうことになるので、最小限の文章で、発明を最大限に表現するように努力しています。

 さて、特許請求の範囲が骨格とすれば、骨格に肉付けするのが明細書の役目です。明細書には、その発明に至るまでの背景や課題、発明の具体的な内容、そしてその発明がどのようにして課題を解決するのかを書き記します。発明の具体的な内容を書き記すには、まず特許請求の範囲に基づいて発明の全体像を説明し、次いで、発明の構成を一つずつ具体的に説明していきます。お客様から提供された発明の情報を的確に、かつ不足しているところがあれば補足しつつ文章化していくわけです。このとき、上司から常々言われているのが、自分がきちんと説明できるような文章を書くこと、そして、自分の書いた文章に責任を持つことです。一見当たり前のように思えることですが、重要なことだと思います。例えば、お客様から提供される情報の中に、発明の構成と矛盾する内容が含まれていたとしても、その矛盾を正した上で、出願書類の原稿を作成しなければいけません。それが特許技術者の責務であるからです。

 最後に、この仕事は単に発明を文章化するというだけではなく、物事の本質とは何かということを理解し、それを文章で的確に表現する仕事なのだと感じています。



□ Dさん(30代前半/バイオ/研究)

 当事務所に入所して、特許出願に必要な書類を作成するために教わったことは数多くあり、これからもより良い仕事をするために学び続けていくと思いますが、まずは一般的な明細書等の原稿で、中間処理を見据えた要件をできるだけ記載し、お客様のご要望に沿った内容に全体を仕上げる上で必要なことを教わりました。
 具体的には、案件を担当する時に、指導者または受任担当者から、背景技術の基本的なことや、お客様の細かいご要望などを詳しく説明を受けます。そして、提案書を読んで疑問点などがあれば質問し、クレームの構成を相談します。それから、出願検索システムで同じ分野の先願を探し、先願の明細書を参考にしながら、提案書の内容に合った原稿を書いていきます。作成の途中で疑問点が生じたら、その都度、また質問します。
 そして、最後まで書き上げたら、クレームの構成、実施形態、実施例との対応、発明の作用・効果などについて、文言や文章の表現まで細かくチェックを受け、その通りに直します。また、提案書で実施例の記載が不十分な場合は、どのような実施例の追加をお客様にお願いするべきか、なども相談します。
 このようにして、ようやくお客様に納品できる明細書が仕上がります。

 自分で努力したことは、提案書の内容をよく読み、発明の本質を捉え、従来例との対比を明らかにし、提案書で不足している部分は補って記載要件を満たすように心掛けることです。発明者は何が言いたくて、何を大事だと思っていて、本当はどのように書きたいのかを推測しながら、権利化や権利範囲を広げることができるように真剣に考えます。そして、チェックを受けて直された箇所はその都度覚えていき、次に担当する案件ではこれまでに指導され指摘されたことを留意するように気を付けました。
 また、内容を理想に近付けながらも、同時に効率を考えるようにしました。多くの案件はお客様の期限が決まっていますし、所内では図面の作成、電子出願手続、出願書類の送付など分業体制になっているからです。各担当部署で支障が無いように、できるだけ前倒しで仕事の予定を組み、お客様のご要望などがあれば、各部署への伝達を速やかに正確に過不足なく行なうように気を付けています。

 最後に、このようなことに気を付けながらも、発明の過程や思考を自らも楽しんで作業することが上達の秘訣ではないかと思います。発明には背景や従来技術の問題点があって、そこから発明のアイデアが生まれます。そして、その発明の本質により問題が解決して、新たな製品や方法が完成していきます。更に、それらの製品や方法が実際に世の中で活用され、産業が発展し、新たな時代が築かれていきます。そのようなことに意義を感じ、発明が面白いと思えると、自然に良い明細書を作成できるようになると思います。

 



 

 
 
 
 

  


 

 
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